古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

「卒業」

[季節のうつろい]

 宝塚では、退団することを「卒業」というのだけれど(いえ、今日はその話ではありませんよ)・・・・うちの「作業場(大工小屋)」がついに、無くなりました(大涙)思い出もたくさんあるまだ使える(現役の)建物なんですが諸般の事情により(涙涙涙)解体更地にしなければならず。

 

          通りすがりに(運転しながら)見ると・・・

「あっ。もぅなか(ない)」

 いろんな思いを心に秘めて(というかここ、拙ブログで叫んでおりますが(笑)おほほ)建物の運命(寿命)は、終わったのでございますあぁ・・・

 

ほんの数日前の夕方(取材に)

鉄骨で支えていた・・・・ありがたや。

 

 

※過去ログより                                                                   2023.5.14.

fujiwarakominka.hatenablog.com

 

紫陽花が咲きはじめていました

 

 

 

「反対側」から、撮るのがまにあわず(もう半分壊されていた)

はたから見たら。つぎはぎだらけ(?)だったでしょうけれど


 

 おセンチにいろんなことを思い出したりしてしまうけれども30年以上そこに存在してあれば確かに、たくさんの思い出はあるはずですよね?(涙)でも「卒業」新しい旅立ちと、思えば・・・いいほうに考えたいと不肖kominka(ツマ)は思うのだった。

 

北側の壁の向こうも、増築していた(材料置き場でした)

あそこ(大きな倉庫)へ、引っ越します・・・・

少しずつ頑丈に、建て増ししたのだったけれど・・・

土間コンクリートも「はがす」予定なり。

 

 

 

 せめて拙ブログに「記録として」書き残すことで存在した証になればと思いますうちの仕事を支えてくれた・・・・福岡西方沖地震の時は(春のお彼岸でしたね)この中にいて、仕事に出かける準備をしていたのですが「掘っ立て柱」(柱を地面にそのままに建てている小屋)だし、大きく揺れたのであわてて外へ飛び出したら電線も揺れたり山のほうでは真っ白に杉の花粉が飛んだり(そのときは花粉と思わず)して・・・そんな思い出もあります。さすがに大工さんが立てた小屋ですしっかりしておりました(ほっ!)

 その前でしたか??(順番の記憶があいまい・・・えへへ)小さな杉の木がたくさん倒れたので(だったか?)間伐材で(だったか?)誰かさんが1坪くらいの小さな小さなログハウスを作り(校倉造り・・・というか、洋風でない建て方と思います)そこでわたくしが「のうさぎ文庫」というのを第2第4土曜日の午後に2時間ほどしていました今は休眠しておりますが(笑)そのせいもありたくさんたくさんいただいた本も作業場の、2階に置いていて今回もうまにあわないので「必要な」ロングセラーの絵本を中心に残して(運んで)あとは処分しましたもう2~30年たった文庫本や文学全集、百科事典的な(よそさまで「もったいない」から、あげると言われるのでいただいてきた大量な)本たちです。寿命と思ってあきらめたのでしたしかたあんめぇよ、ね?(涙をのんで・・・・)

トラック2台くらいありました(涙涙)



 

 

        自分たちで解体する(葬る)から。よしとしようか・・・

たくさんの思い出

 

 シャッター(扉)がないというか~~泥棒に「罪作り」やろ?(意訳。不用心すぎる)と言われたこともありますけれどおかげさまで、大きな被害はなくこれまですごしてきたのでした田舎だし、回りの方が気にかけて(目について? )くださって・・・・朝の打ち合わせのときのドラム缶での焚火を、消したはずだった(みんな火の用心だけは、特に注意してくれてはいますが)のが「土が燃えて」カンナくずを含んだ土でもあり・・・草が燃えている「ぼやになりそうだ」と、水をかけてお知らせして(教えて)くれたご近所さんがあり、事なきを得たこともありましたっけ本当にありがたかったです。

 

 そんなこんないろんな思いをのみこんで・・・まだコンクリや廃材が残っておりますけれども、もう少しでほんとうの「更地」になってしまうのでした。

 

小さな小さな薔薇が、咲き始めた・・・