古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 昭和初期・・・くらいのおうちは、けっこうある。「古い家」としか、思っていなかった。特別大きくもなし、すごーい材料も使ってないし。偉人が出た家でもないし(笑)
 年齢のせいか・・・、親戚に「仏様参り」など行ったときには、寒くて暗い仏間で、お参りするのも(子どもの頃は怖かったが)、「なかなかいい家だなぁ」壊さないでねーと(親戚だし)思ってしまう。 
 使いにくいのか、古くて大きいので修理も大金なので、隣の畑に「新しい家」を建てる人も多い・・・。でも、大掛かりに「屋根替え」をして、住むおうちもある。


 「商家」とか「医者」「大地主」じゃなくて。庶民が、当時ちょっと贅沢して(頑張って)建てた家・・・。大分あたりで“こて絵”(左官さんが、壁に細工した)が、ブームだったときは、けっこう北部九州で、その時期建てた家には、似たような細工がある。
 それは、大分から左官さんを呼んだわけではなく・・。それぞれに職人さんたちが、工夫したのである。
 佐賀あたりは、わら屋根の「現役」のおうちが、ちらほらあり・・・嬉しくなる。傷んだところだけ、わらを差し替える・・とか。とてもいいアイデアだと思う。


 第二次世界大戦で、標的になった「日本の家」は、白壁を炭で塗ったりした。kominkaの実家は、かなり長い間「外壁が、薄黒かった」子供心に、なんでかなぁ〜と思っていた。
 古くて使いにくいけれど、建て直すまでもない・・・。そういう家に育ったので。今ひとつ、よさに目覚めない・・のかもしれない。