古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 街から、引っ越してこられると・・・・いろんな「共同作業」の、あまりの多さにびっくりされると思う。別のブログで「墓掃除当番まであるの?」という質問があっていたのを、読んだので、ここのブログでも、少し書いてみたいと思う。


 もともと日本は、農耕民族。田んぼの順番で、お宮や地域の行事も進む。梅雨前には、川の草も刈って、溝も掃除していないと、田植えもスムーズにいかないし、大水も防げる。農作物の豊作を祈った行事だとは、みなさんご存知のことだろうが。


 田舎でも「新しい住宅地」だと、仏壇も神棚もないおうちは多いと思う。お墓に関しては、まさに「それぞれ」なのだ。一概には言えない。
 田舎(集落)に引っ越しても、新住民なら「お墓」はないので、当然「墓掃除」免除だから、あまり心配しなくていい。
 「お墓掃除」を、共同でするのは「共同墓地」だからであり、「納骨堂」と似たような感覚である・・・。自分ちだけの「お墓」を、自分の敷地に建てると、一軒だけで管理もしないといけない。好きなときに、掃除してもいいが、一仕事である。まして年を重ねると・・・。「お墓掃除」は、彼岸だけでなく、やってくる。でも長年の習慣で(あまり実態に合わないときは、変えないといけない。そのエネルギーも、たいそうかかる・・・)「いつ」と決まってるときに、するほうが「合理的」なのである。


 気安く「散骨」もできない、歴代のお墓なのである。ご先祖様を、大切にする・・・ということは(あまりお金をかけずに?)いいことだと思う。
 これから、核家族も増え、霊園(一代限り)も多くなることだろうが、みんなで考えていく問題の一つだと思う。