この機会に、もう少し「神事じんじ」(福吉くんち)のことについて、書いておきたい。考えたらヨメに来てウン十年(笑)、全体像をいまいち把握してなかったkominkaでありました。
「福吉」校区の中に、汽車(JR)の駅が「大入」「福吉」「鹿家」と、3つもあるので、かなり広い地域でお祭りがあっているわけです。
正式名称は、『福吉神幸祭じんこうさい』と言います(商工会・観光協会などのHPや広報によると。普通みんなは、「神事」とか「行列」「くんち」と言います)
1.吉井の行列
「吉井上」の「浮嶽うきだけ神社」と、「吉井上・竹戸たけど」の「白山神社」の行列が、吉井上公民館の前から午前10時にスタートします。ここが一番長い「行列」になります。
お昼近くに「お旅所たびしょ」について、「神事」をして、船で海上パレード(お神様の「海遊び」)。
午後は2時から、出発。お昼休み約2時間で、「浜」の漁師さんの家を「振り込み」なんかしながら(ご馳走になりつつ)回ります。
再度集合して、餅まきをして「お上り」の行列です。あいだで、お神様(小さな祠ほこら)を、拝む人たちが待っているので、行列はゆっくりと進みます・・・さて「お宮」(吉井上・浮嶽神社)まで4時すぎにたどりついたら、これから「厄年」の人の家に「振り込み」したり、あちこち回り・・・夜中に解散。朝6時に集まってからの、長〜い一日は終わります。「行列」の参加者は、練習から含めて、かなり時間を取られますが、それはそれで「楽しい」ようです。
2.鹿家の行列
「竹戸の白山神社」の分社?午前中で行列は終わります。
午前8時半に「お下り」スタート。集落の中を行列して、海岸に着いたら、神事をして折り返し、「お上り」。午後は親戚など集まり、ゆっくり宴会があってるらしい(笑)。福吉のほうに「呼ばれている」人もあって秋の一日、豊穣の祭りです。
※ここが、一番「有名」みたいです。
3.福井の行列
「福井の白山神社」を、午前11時にスタート。松原に着いたら、すぐ「神事」(漁船のお祓いをして、大漁旗を立てた船がパレードします)。ほどなく折り返し「お上り」行列・・・福井の神社に着いたら、「大入」と「佐波」は地区の入口まで車で移動して、そこから「お上り」で、集落の中を「行列」します。
『福ふくの里』近くの、金色に色づいた稲穂の中を、黒装束のやっこさんを従えて大名行列?は進みます。絵になるので?マスコミの取材が、ときどきあっています。