農繁期に関係ない人が増えた(大多数)・・・日本の光景
サーファー
そのオオムカシ(子どものころ・・・あぁ「半世紀」前か・・)零細兼業農家の我が家では家族総出で農繁期をしのいでいた。「苗箱」(機械で植える)になる前は早苗ちいうても大きくてすべての田んぼに手植えをしていてかなり遠くからも「植える人」を加勢人に頼んでいたようで我が家はどうかしたら7月の声が聞こえるくらいよそ様より遅かった・・・少し認知症が出てきた父は数年前に、実家の土間を板張りフローリングに工事している「とき」でさえ「田植えのときはどうするのか?」と何度も聞くので母から「田植えは今では1〜2日で、終わるし。子ども(息子)にまかせているでしょうが・・」と言われては納得しているのだけれど(笑)そのくらい田植え・取り入れの農繁期はお百姓さんたちは「気を張っている」(方言? 気合いが入っている)のである。
この時期に「遊びに行く」とかとんでもないと沁みこんでいるので・・・農作業とは無縁の生活になっても「うしろめたい」気分が残っているDNA・農耕民族の末裔という感じ・・・だからくどいようだけれど田舎に引っ越してこられる方はお宮の行事や共同作業(でごと)への参加を、努力してもらいたいと思うのだった。
ご自宅の庭にスイレンでなく蓮を火鉢などにたくさん育ててあるおうちがあり・・・・「いい匂いですからぜひ、かいでみて」と言われたので。確かに「えもしれぬ匂い」がかすかに・・・そういえば芥川の童話「蜘蛛の糸」に描かれている極楽浄土はお釈迦様がハスの池の回りを散歩しながら下界の様子を見る・・・という場面がありましたわね。
こないだ五木寛之文芸館では彼が能登のお寺を訪ねたDVD録画が流されており信心深い善男善女が、脈々とお寺やお仏壇を守ってきたのを大長編「親鸞」を書いた作家はさすがに造形(造詣)深く取材されていて・・・・一向一揆はそこだけで信長に焼打ちにされたのではなく全国のお寺から援助があっていて浄土真宗の宗教だったのだと今ごろ気がついたり(歴史で習ったときには「よそ」の過去の話と思っていたり)、鈍感な不肖kominka(ツマ)なのであったえへへ。
さ。こうはしとられんばい(方言、のんびりしていられませぬ)ゴミ出ししてお昼ご飯も準備して、出かける前にもう一度書類のチェックしておかねば・・・みなさま今週も、元気にいきますばい!(笑)