古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 先日地域の同和研修があり、婦人会(今は「女性部」とはいうものの、かなり「しばり」のある?組織ではある)の『役(隣組の役員)』をしているので、夜かなりムリして参加した。現代はいろんな「こと」があり忙しいので、「かなり無理」をして参加しないと、行政関係の学習会には、参加はむずかしいのである。それでも田舎は、参加してくれる人が多いんじゃないかと思う。

 老人(痴呆?認知症?ぼけ?老人)差別や、「虐待」の実際を盛り込んだ30分くらいのドラマを見た。小林綾子(あの「おしん」役の・・)が、「地域包括センター」の親切な職員役だった。徘徊をしたり失禁をしたりするおばあさんを、正司歌江?さんが好演していた、その幼なじみ役を坂田利夫さん。
 いくら役者といえども、痴呆老人役はなり手がないだろう。お笑いの方なら、してくださるのだろうと思って見た。ごく自然に演じておられた。「悪い人」はだれもいないのに、介護疲れから「虐待のようなこと」をしてしまう・・状況が描かれていた。


 「差別」というか、わたしたちの気持ちの中には、わけのわからない?人(まだらぼけ?とか・・なのだろうけれど)とは、なるべく関わりたくないというのが正直なところだと思うのである。でも地域みんなで「見守る」ことの大切さ。ご近所の「距離のとり方」を、今さらながら考えさせられたドラマだった。
 「差別」についての学習会で、障害者・ハンセン病・女性・年寄り・・と、弱者だからこそ、大切にしなければならないのに、社会からはじき出してしまうような世の中は、みんなが考えなければならないと思った。特にお年よりは、戦後の復興に一番頑張ってくださったのである、徘徊老人ではないかと思っても「自然に接して」、連携できるような地域でありたいと、思ったことである。