古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 kominka(ツマ)が、個人的に大好きなピーターラビット(笑)、その作者がモデルの映画が封切りになった。去年撮影が、イギリスは湖水地方であっている・・ことも知っていたし、とっても楽しみにしていた。でもマイナーなんで、たぶん短期間で上映は終わるだろうと思って、早く見に行こうと予定したのだった。


 ビアトリクス・ポターの伝記やピーターラビット関連の本は、ほとんど読みつくした。彼女の生き方がカッコイイのだ。中流(ホントは「上流」といってもいいくらいだけれど。お上流とは「正統派の貴族の家系」だけらしい。ホンマ、階級制度が残ってるんだから!!)で、おとうさんは弁護士なれど一度も仕事したことがないんですって・・。おまけに19世紀、女性は社会進出(仕事)することができない。そのあたりは、描き方に不満が残ったが。彼女はそれは苦労をするんだけど、映画ではあっさりしすぎていた感じ。

 30代半ばで、やっと親の庇護から「独立」・・・ピーターラビットの絵本が売れたことにより、念願の「農家の家」を手に入れる。この映画は、まぁ「ミス」ポターというから、恋愛と親との軋轢あつれきがテーマだろうけれど。


 ナショナルトラストに4000エーカーの土地(どれだけ広いか、想像がつかない)の寄付をした。イギリスの田園風景が残っている(もちろんナショナル・トラストの定着が大きい。みんなの寄付金で運営されている)のは、彼女の莫大な寄付の恩恵もあったと思う。今でも、昔ながらのやりかたで、農場を営農してもらっているそうだ。人生の後半は、まさに田舎暮らしで、社交界には全く無縁・・・・ニア・ソーリー村の「昔からのダンス」を復活させたり、羊の品評会で入賞したり、まったくの農婦(ただし農場経営者)の日々だった。
 それから70代で亡くなるまでの30年、どっぷり田舎暮らしだったのである。しかも景観・田舎を守りつつ。かなりガンコなおばあさんだったらしい。詳しく描いて欲しい部分は、「カット」・・・まぁ、劇場上映では「売れない」映画になることだろうな。

 ねっ。全く無関係では、ないでしょう?ここのブログと。
 kominkaは、「今の日本」と同じだ〜と思いつつ、しっかり見たのだった。