古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 連休を「休む」ようになって10年くらいなります、材料が入らないので「やむおえなく」(方言?)休むようになりました・・・誰かさんが鹿児島から電話で「現場の写真を撮っとけ」と命令するので、お天気がいい日に漁師町に出かけました。
   

 二重屋根?になっていて、おもしろーい! 住みながらのリフォームなので、お客さんは「明日から、来るっちゃろ?」と待ちかねてあるようでした、申し訳ないです(笑)
 「へい」は壁のまま残すとは思っていたんですが、しばらくぶりに行ってみるとなかなかよいアイデアで二重壁・二重屋根になっていました。中通りから見えるので、よかったらどうぞ。
ブルドッグちゃんがいっぱいいますけど 

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 こないだ伊万里の町を散策したときに、しっくい壁の古い家が多くてびっくりしたのですが、江戸末期?明治くらいまで世界にもどんどん、積み出し港として栄えていたんで「お金持ち」だったんじゃないかと思いました。伊万里の方たちは笑われますが(今では行政も人口に歯止めをと、真剣に考えてあるようです。過疎化は田舎だけではないデス)、わが糸島あたりでは「しっくい」なんて当時のブゲンシャしか建てられないと思うのです。
 “へい(壁)までしっくいの家”を改造しておりまして、その手の込んだ造りが「見えて」いるのも『今だけ』ですのでこれもパチリ(笑)

 こういう左官さんの技術は、頼む人がいなければ(仕事として)すたれる「文化」なんだと感じる昨今のKominkaであります、宮大工とか一流の左官さんを持ち上げるのはいいけれど、庶民が普通に職人さんの仕事を守る?(自分の家に生かす)のが大事なんじゃないかしら?と。
        

追記:「左官さんは誰に頼むと?」と聞くと、「サンタロさん」というので・・・山ちゃんは漁港のアイドル?70代の現役の左官さんでーす、久しぶり楽しみです。