古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

秋分の日の「辻」の(浮嶽上宮)お祀り

 800mからの山になると今をはやりの山ガールさんたちならきちんと装備して登られるのだろうけれど氏子でお宮の行事で設営などもせねばならず作業着(笑)いろんな道具を分担して(シェルパみたいに? )最短地点から登るのだがまぁ気安く片手、両手でお弁当やら一升瓶を持って行かれる人もあり・・・・でも祭典の開始時間午前11時には神主さんも氏子代表(宮総代)さんたちも黒い紋付き袴にお召し替えされて式典は進むのだった。


浮嶽上宮にて



 頂上の写真はこれくらいで式典の様子などはいつも遠慮して撮ってないのだが、今年なんと! 取材の方が来られていてびっくり。実は地元に引っ越してきて10年くらいなるプロの映像作家?の方が福吉くんち(浮嶽神社・白参宮合同の「行列」)の素晴らしさをPRしてくださるらしい・・・・したら、神主さんが「くんちより秋分の日の祭典のほうが、大切(?)」というふうなことを言われたそうで4〜5人のドキュメンタリーカメラマンがさすが、プロちいう感じで撮影されていてちょっとどきどき。


 だたし。残念なことにうちの谷では映らないのだった(ケーブルテレビ系)10月11日の福吉くんち(毎年10月の第2日曜日)が、終わった後に編集して全国ネットで放映だそうですから・・・どなたか見られたときはお知らせくださいな(笑)


 七山村側は7年に一度「当番」で、当番集落全員で登ってこられるのだとか・・・どうりでいつも知らない人ばかりと思っていたけれど今年は人懐こい方々でシートをひっつけて「直会なおらい」お酒を酌み交わしていろんなおしゃべりをしたのだったそのあと午後3時からムラ全体でバーベキューが(「火の当番」係りが、準備しよる・・・って)あるんだそうでとにかく田舎は「まる一日」つぶれる覚悟で参加せねばならぬ。うちあたりも宮世話人の方はお宮で「直会」があるが今年はお供えの大きな天然タイやらサラダねぎやら胡瓜をいただいたのでそれからご近所のおうちで刺身にして軽く宴会(おこもり)が続行されたのであった。だから午前8時前から夕方5時くらいまで(用事がある人は帰るけれど)とにかく町の人にはわからんでしょうな延々と、一日中「寄りあい」が続くのであ〜〜〜る。



 由緒正しき浮嶽神社(中宮)・・・・境内もなかなか「よい」ので出発までの待ち時間に何枚か撮ってみたり・・・絵になるのだわ。






これは。頂上(上宮)で見つけた素敵な苔



 もちろん。一般参詣者の方も「かたる」ことはできるのだけれども・・・・昨今ではだ〜れもいない(涙涙)こんな「なかなかいい」お祀りなのに・・・・誰かギャラリーが欲しいよぅ(笑)そのむかし(まぁたった10年くらい前でも・・・)けっこうお客さんが多かったのだが。お宮・お寺が時代に即応・順応していかねばすたれるばかり・・・と、みんなで打ち上げ・おこもりのときに世代を越えて(「行列」の参加者、若いもんがおらん)話などもして親しくいろんなことも話したり楽しゅうござった。

 毎年秋分の日には浮嶽上宮で。あってますから、どなたか見に行きませんか?(かくいうkominka(ツマ)も来年は行かないと思われる・・・仕事あるし。うちの隣組は、5年ごとに2年連続で「当番」なんである)