古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 去年の秋に「古い研」(古い建造物を保全・活用する研究会)で見学に行った『平戸武家屋敷群』の“庭を守る会”の方々が「お庭めぐり」にぜひと言われていたので、お邪魔したのだった。いやはや。さすがに凄い・・・山田三部作「たそがれ清兵衛」「隠し剣、鬼の爪」「武士の一分」などのような質素な武家屋敷のみならず、生け垣やつつじのお手入れが行き届いている。長崎県文化財に指定されいくらか援助はあるらしいけれど(指導や補助金などの)、その家を守ってらっしゃる方々に敬意をまず申し上げたい。すばらしい!

         「平戸 お庭めぐり」のご案内
      と き 4月18・19日、25・26日
      ところ 平戸市岩の上町(平戸城のすぐそば)
      連絡先 大曲公さん宅0950-22-3406


 

 お屋敷だけでなく「庭を守る会」というだけあって、お庭がすごいのだ。ぜひ一度お出かけくださいませ。我ら「かしまし3人組」(あははは・・)、有名観光地も名物料理も食べずひたすら、武家屋敷にぴったりとはりついておりました。古いものが大事にされている、すばらしいイベント(見学会)にただただ感心しつつあれこれ質問したり(そこそこのお屋敷に長居して)ちゃっかりお抹茶やお弁当をいただいておりました。
 やはり一度見ただけでは「わかりません」何度か訪れて、じっくり拝見しないと、この家さんたちが「守られてきたこと」のイミ?というか、平戸周辺の手入れされた木々の美しさや人情・南蛮往来などの歴史・・・含めて味わいたいところです。気の知れた数人のグループでゆっくりと見学して欲しいです。

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      特別広いツツジのお庭 

 今回はお隣の田平町「鮎川家」という昭和初期に、一階と二階別々に普請された「金山」で財を成されたおうちの、広い広いお庭とお屋敷も拝見しました。こちらは伊藤伝右衛門邸(飯塚)・高取邸(唐津)などの炭鉱王のお屋敷に匹敵するぜいたくな造りでございました。これもまた凄い!
       
 今回押入れの中から出てきたという「武者飾り」、金鉱を掘る(探知する)ときの道具なども展示されていましたし、二階廊下の「籐椅子」も当時のままにあり・・・戦時中?にも普請はされていたらしいのも感心して(お大尽は違いますネ)「はーーっ、ほーっ!」とあんぐり口を空けて聞くばかりでございました。

 こちらではパッチワークの作品展もあっていて、Yお姉さまのお気に入りはこれ。 ちりめんの鯛(古布)



※きょうもいい天気、誰かさんが「見学」に行くそうです、朝からバタバタしております。お会いできるといいですね・・・
 kominka(フウフ)来週は、「がらくた市」(七福街道まつりに合わせて)なので、今週しか行けなかったのです(笑)