古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 このことに関しては不肖kominka(ツマ)「辛口」ですよきのうテレビでabe首相が「復興した、毎月東北へ行っているうんぬん」とやさしい口調でながながと映像を流していて単純なので(東北は遠い・・)は〜いくらかよくなってきてるのかしら?と 思ってしまった浅はかさ。

気仙沼の鈴木澄子さん作



 今朝の新聞を斜め読みで見ると大型開発工事だけが先行しているような震災直後と現在の写真、震災関連死(転々と避難して病気が悪化したり)の認定が厳しいらしく報道ではかなり少な目の数字らしいし、今も13万人を超える仮設(自主避難も含めるとそれはもう糸島市の倍ぐらいの方々が・・・)暮らしの方がおられるとかなんといっても原発事故は抜きには考えられないですよね。

 田舎暮らしで家を探してある方は関東方面からだったりもするのだけれどフクシマから遠くに行きたいというのも理由の一つにあるようです。こちらも玄海原発から近いですけど?とあえて言うことも(糸島市は30キロ圏内。我が家は22キロです)あります。いずれにしても狭い日本に50基を超える原発があるのですからコワイ話です。

 けれども残念ながら「風化」してきているのも大衆(一般庶民)の事実で、マスコミの取材の姿勢・責任は大きいと思われます。地続きでないし東北はやっぱり遠いです「報道」してくれないと伝わりません。3月11日前後だけであとは視聴率競争ですか?(怒)マスメディアを取り込んでいっている政権与党の怖さも感じていますけれどみなさんは、いかがですか?
 だって再稼働ばかりが問題にされ(いえ、独断と偏見のkominka(ツマ)だとよいのですけれどもね)、現在54基が全く動いていないそれでもなんとか電気は足りてる?? ふしぎ。まぁこれ以上は申しますまい(笑)



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 そうそう。ミサンガでしたこないだtenjinを歩いていると女子高生が何か叫んでいて復興ボランティアなんだそうな・・・何か買おうと思い「もっと地味な色はないの?」と聞きましたけれどこれだけですってことでえへへちと派手かしらん、でも作った方の当日の様子や近況も書かれてあり「つながった」感じなんだかうれしくなりましたわずかですが(思ったより高かった・・・しかたないよね)お財布のひもをゆるめたのでございます(笑)がらくた市のあとでは、なんでも高く感じ一般消費価格に感覚が戻るまでしばらくかかりまする。

これは。いただいた「もの」(修復して愛用?しております)

 がらくた市ではとても(?)好評だったのですがうちのおばあちゃんからは「これ着て(近所を)歩かんでよ(方言・歩いてはいけない)」と申し渡されておりますあはは。でも確かにこうやって家で写真を撮ってみるとなんだかみすぼらしくも思えるのでしたあのときはとっても得意満面で見せびらかしてたのにネあはははっ。

 これを見て「なに?」かわからん若い人も多いと思われますのでひと言、説明しますとこれは「田んぼぎもん(キモノ)」で、畑などで上着として使われていたものです「どんざ」というのが一般的で『万祝まいわい』という本もありますがあれは本州の漁師さんたちのお祝いキモノで、「たんぜん」というのとも少し違うかなぁ? 学術的にはよくわかりませんがこないだ(50年くらい前)まで田んぼで「働き着はたらきぎ(キモノ)」として庶民が使っていたものです・・・・

 こんな庶民の文化(東北は民具の宝庫でもある)もみんな流されたのでしょうねぇ・・・本日午後2時半すぎそれからずーーっと余震は続いた・・・