古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 年末年始に読もうと図書館から借りてきてた本が期限は切れて(いつも遅れがちなれど)あわてて読み始めたらなかなかおもしろい。写真だけ見るつもりだったけれど藍染の歴史的変遷などけっこう詳しく書かれているのでご紹介したい。

      

日本の藍―ジャパン・ブルー (京都書院アーツコレクション)

日本の藍―ジャパン・ブルー (京都書院アーツコレクション)

 「紺屋の白袴」「たで食う虫も好きずき」という諺もあるようにほんの100年くらい前まで大事な主流の染色だった、kominka(ツマ)は木綿だけ染めていたのかと誤解していた(庶民の染め物と思い込んでいた)けれどももうずーーっと昔(平安時代以前)から、麻・絹などの染料だったそうである。エジプトなど古代文明の地やインディエゴブルーといってジーンズの染料の元祖でもあるらしいそして、ジャパンブルーは特に「いい」ようでいろんな諺にもある通り広く日本の隅々まで「紺屋」(藍染屋)は村々にあったらしいのである、村の鍛冶屋みたいなものかな?


 なんで惹かれるのか?と思っていたけれどなるほど日本人の琴線に触れるのやも知れぬ(笑)

      大フロシキ 

 この大風呂敷は骨董市で、かなり使いこまれていて柔らかい手触りで(もちろん洗濯されていた「商品」として)つい買ってしまった「もの」である。縮緬ちりめん系の豪華なキモノや今若い人に人気の大正ロマン風の布(銘仙)なんかよりもんぺ・布団表系の絣に惹かれるのであった・・・みなさんのお好みはいかが?
 ちなみに「蓼食う虫」というのはそうとう辛い草らしく(たで科の植物)いろんな好みがあるというたとえらしい(笑)、その「蓼藍」1年草が今も藍染めの原料で現在でもまだ商品として(染色材)流通していて、四国・東北などで営まれているなんとか、残ってほしいものである・・・