古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 こないだの「古い建造物を保全・活用する研究会」の、見学バスツアーの、レポートを書いておきたい(遅くなりましたが)。独断と偏見ですので、あしからずご了承願いま〜〜す。
 kominkaが事務局をしているので、kominka(ツマ)は、助手のつもりで、参加しました。まぁ「野次馬根性」が、大きいかな〜(笑)。「いわゆる観光地」と違って、おもしろそうではないですか・・・。とても楽しみにしていました。


 ところが。スケジュール盛りだくさんの、ハードな日程で。名前も顔も知らない方々を、どう「引率」するか・・で、相当悩まされました(笑)。実は杞憂で、みなさまのご協力で、ハードな日程を消化し、おまけに(?)もう一箇所!!案内していただきました。いやはや。ガイド役のSさんの手際のよさと、参加者の方の行動力のおかげです。


 10月19日(木)、午前9時「出発」。バスの中にて、参加費の徴収と肩につける赤いリボンを配布。これが「39人の団体」として、意識を持つのにも「役に立った」ような気がします(笑)、どうでしょうか?乗ってすぐから、早速Sさんの詳しいガイドは始まりました。これも、気分高揚?というか「今から行くぞ」という気概を、奮い立たせる(?)のに、よかったようです。そして簡単な自己紹介。だいたい「どんな方が、どういう気持ちで参加」されているのか、わかってよかったです。



 嬉野市「塩田町」

 ここの国指定重要文化財「西岡家」と、国指定有形登録文化財「杉光陶器店」(現在も営業中。問屋さん)を、見せてもらいました。町並を散策はできず(時間の関係上)、残念でした。裏が川になっていて、そこから荷物(主に有田・伊万里などの陶器)を運んだそうです。


 鹿島市肥前浜宿はましゅく」
 祐徳稲荷に行く汽車の「駅」としても栄え、江戸時代は長崎街道の宿場町としても賑わったそうです。有明海の港町でもあり、1000軒の家があったとか(現在も千軒あるそうです)。「酒蔵通り」と呼ばれる町並があり、江戸〜昭和初期の雰囲気を残しています。白壁・土蔵・・・酒蔵が何軒も軒を連ねています。
 ここでは、復元中の武家屋敷も(土壁の修復)、集中的に見せてもらいました。


 多久市「くど造り民家」と孔子聖廟

 駆け込みのようにして、教育委員会の方に待っていただいて。国指定重要文化財「川打かわうち家」と多久市指定重要文化財「森家」・・・わら屋根・赤土壁の家を見学。この「土壁の修復」が、「古い研」としては重要な課題でもありますので(笑)、みなさん熱心に鋭い質問も。
 ここまで来たからには「孔子聖廟」も。と欲張って(?)、案内していただき。なんと特別の学術的配慮で「内部まで」見学させていただき、ラッキーでした。とにかく顔が広いSさんのおかげです。


 そして帰路につきました。なんとか6時前には着きました。事故も無く、みなさんご満足していただけたんじゃないかと、思います(ほっ)。