武家屋敷(江戸時代)よりもっと前からの由緒正しい「家系」であらせられる志自岐しじき家の奥様御自ら、カマドのある内部土間とご自慢のお庭を、ご案内されて見せていただいた。
その中に薔薇
なんでも奥様が嫁いで来られたときは「花も咲かない」状態だったそうだけれど、長い年月大切にされて「やっとこの頃、咲くようになりましたの」と嬉しそうだった。
首が恥ずかしそうに「下」を向きます
日本庭園のオープンガーデンとは?なぞが解けたような、日本家屋とお庭の絶妙なるバランス。お手入れもさることながら、明治時代に植えられた当時最先端の「輸入バラ」、鹿鳴館に勝るとも劣らない文化があったのだ。さすが南蛮往来の平戸だけある。そしてそれを大切に育ててこられた、懐の深さ・ゆかしさ・・・・
さーーっと「見る」だけでは、わからなったであろう「お庭を守る会」の方々が“守っておられるもの”は、ただお庭の維持だけではないのを感じたのだった。短い時間だけれど、お話の機会を持てたことが本当によかったと感謝している。参加者の皆さまも(前原到着が約1時間遅れたけれど)ありがとうございました。文化の薫りがする・・・日頃の自分の情けないミーハー生活を反省し、いくらかでもkominkaなりに心がけたいと(密かに?)決心したのであ〜る。
でもネ皆さま、すぐには表れませんので・・・「おや?あの殊勝な心がけはいかに??」とおっしゃいませぬように、くれぐれも「現実世界」でからかわないでくださいネ(苦笑)