古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

      
 これは、うちの玄関(土間)です。「懐かしい」といわれる方と、「タタキの土の割合は?」といわれる方と、いろいろありますが。なんのことはない、このあたりの「土」なんだと思います。


 むずかしく考えなくとも、庶民が住んでいたのは、そのあたりで手に入る「材料」だったわけですし。現代の宅地分譲地に、純和風の家を建てようとなると、「タタキ」の土の配合割合も、大事なものになるでしょう。でもほんの半世紀前くらいまでは、「選べる」もなにも、洋館は別としても、純和風の家しか建てることはできなかったのです。
 昨今の、ハウスメーカーや住宅産業の様子を見ていると、つい腰が引けてしまいますが。日本全体が、家は「建てる」じゃなくて「買う」ものという雰囲気になっているような・・・。だから、町場の左官さん・建具屋さん・板金屋さん・・仕事が立ち行かないように(息子に跡継ぎさせられないように)なってきていて。胸が痛くなるくらいです。まぁそれは農業でも林業でも、どのお仕事もそうみたいで、つい将来の日本(産業・経済)を憂えてしまいますねぇ。


 とにかく「土間」は、不便なこともありますが。今のところ、うちでは「健在」です(笑)