古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 もう10年近く前、「さるひょう家」さんがまだ個人の家として改修してすぐの頃、風さわやかな5月だった、見学会をさせてもらった。[注:kominkaにとっても、初めて『古民家』を意識した工事であり、その見学会は初めての試みで、当時かなり緊張した。今だ試行錯誤中ナリ]土間のカマド、五右衛門風呂を「新品」に取替え・・懐かしい雰囲気のレトロな「農家」の雰囲気にしあがっていた。今は、お店をしてあるので(自然食・家庭料理のお店)、店舗としての機能が充実するように、いくらか改造したけれど。

 その見学会で、豚児(うちの子)が3年生くらいのことだった。お客さんは波があるので、退屈していた?彼は、「お湯飲み」洗ったり、廊下の掃除(背中で後ろ向きで、トレーナーでずずっと拭いて?くれていて)「しなさんなっ!」と怒られていたり(笑)、それが姿が見えなくなったのだ。
 なんと初対面の、家主さん(ご主人)と、五右衛門風呂に入ってきたのには驚いた(苦笑)。家の中で工事中から(約4ヶ月以上かかった)、大人の会話を漏れ聞いて興味があったに違いない。
 「子どものときは、『板』が浮いてくるから、怖かった」「そうそう、大人の人が上がると、子どもの体重じゃ浮くのよね」という話を、盛り上がってしていたし。我が家もその7〜8年前まで、まだ五右衛門風呂だったのである。子どもが生まれて、別の場所に作ってもらった(田舎の家は、「広い」)。なにせ大きなヒビも入り、お風呂につかっているあいだにどんどんお湯が漏れるシロモノだった。

 とにかく、初対面のおじさん(失礼!)に誘われて(家主さんは挨拶のつもりだったのだろうが・・)、さっさと「一緒に」入ってきたのには驚いたのであった(笑)、特に感想は言わなかったけれど(無口な子だし)、おもしろかったらしい。