古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 『「古材の森」さんのHPホームページ』の中の「唐津街道前原宿研究所」というブログで、見学会の様子が写真とともにアップされていますので、ご紹介します。kominkaとはちょっと違った(学術的な)視点です。
唐津街道前原宿研究所」
http://karatsukaido.jugem.jp/ この青い文字をクリック。


kominkaが一番感じたことを、書いておきたい。あくまで“独断と偏見”なので、最初にお断りしておく(いつもそうではあるが・・)
 千年家の横大路さん宅のことである。カマドの火を絶やさずに1400年ほど、44代目の御当主ご夫妻は80代で、マキ割りをしてまで火を守り続けてある。いくらか近代的な生活をしている?kominkaでさえ、あぁご苦労だな・・と思える毎日がうかがえたのだったが。それは「個人的な生活」だから、100歩譲ってよしとしよう(偉そうだけれど)。
 けれどkominkaがとても憤慨したのは、平成15年にいよいよ傷んだ屋根などを修復する際に、国の重要文化財にも指定されたそうだが、もともとあった(ご夫婦が生活しておられた)「まなか」(方言。まんなか)にあった廊下と、玄関横にあった座敷をとっぱらい、居間だった部屋の畳をはずし、打ち付けの「板張り」(フローリングではないのである!!)に戻されたそうだ。とっても寒いらしい。「千年前の家」に学術的な資料を元に、改修されたそうである。住んでいる人が、雇われた管理人ならいざ知らず、先祖代々守ってこられた「家」を、国宝級の厳しいきまりでしばられてあるように、kominkaには感じられた。
 ある人にこのことを話したら、「よその家のことを、他人が口出しするのもねぇ」言われたけれど・・・・。確かにそうだろう。おせっかいすぎなのかもしれない。けれどkominkaとて、いくらか不便な(「今の時代」でいえば)生活をしているので、わかるのだ。お年を召したご夫婦が、もう「楽」をしてもいいだろうに。火を守るために旅行にも行かれたことはないとか。もうしばらくしたら息子夫婦が帰ってこられるらしいけれど、「息子の嫁」という方は、こんな不自由な(失礼!!)生活様式にガマンできるだろうか?kominka(ツマ)なら、「ぜったいイヤッ!」と言うかもしれない。都会で便利な暮らしをしてて?どうなのだろうか? それとも1000年前の暮らしを「楽しまれる」のか?
 みなさんはどう思われますか?