古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

[古民家の見学]

 イギリスのお城めぐりとか、日本でも奈良・京都などの有名観光地めぐりではない「場所」を、見せていただく見学会である。「古い建造物を保全・活用する研究会」は、ご自分も古い(70〜80年がザラ)家に住んである方が、これから建て替えるか修復して住むか?考えながら参加してあるようだ。他人から見たら、立派な家にお住まいであるが、ご本人は謙遜もあり「ぼろ家」「手入れしていない家」とおっしゃるけれど。

 そして、まず見た炭鉱王「伊藤伝右衛門」のお屋敷。それはそれは広い屋敷だった(広大な庭も含め)。子ども部屋の隣(前室)に「居間」があり、それがふた並び?というか、広い広い子ども部屋(「ねえや」さん「ばあや」さんもおられただろう)。10年お暮らしあそばした「白蓮」さんのお部屋は、特別にあつらえた(しかもそこからの「お庭」の眺めがいいように、庭木・いくつもある大きな石塔も移動したり。お部屋は「お二階」でございます〜)、女性らしく?柱などは、ぜ〜んぶ面取りして角がない。お部屋の外から、小さな襖をそっと開けて、ご用件をタマワル(茶室のにじり口のような「襖」が、階段の途中にある)そうである。
 若き恋人と出奔した・・けれど、現代になればそれが観光の目玉になる。ただの?炭鉱王の屋敷では、こんな人出は見込めないだろう。4月からの一般公開で、もう13万人の見学者があり、当日も老人施設などから(ご近所だろうか)たくさん、お庭の散歩がてら?ヘルパーさんとみえていた。



 嘉穂劇場は、何年か前7月の水害で大打撃を受け、個人ではどうにもならずNPO法人になって、よみがえった。「奈落の底」(回り舞台の下・・・人力で回すとか。「通路」)も見せてもらった。実に風情のある劇場で、大衆演劇でもいいから一日ゆっくり見たいものだと思った(ミーハーである)。

 「木屋瀬こやのせ」宿場町の復元は、なかなかおもしろかった。「千年家」は新宮町で唯一?有名な所みたいだけれど、ちょっとわかりにくい場所で、大型バスだと心配してしまった。ご近所迷惑ではないかと。
 いくらかは観光地されていないと、「保存」もむずかしい。でも他人が、ずかずか踏み込んでこられるのも、迷惑だろう・・・。たとえお寺さんであっても、「開放」するまでには、いろんな問題を一つ一つクリアしないと、むずかしいことだろうと拝察される(言い方が、「高ピー」高飛車ですけれど・・)これからの課題はいろいろある、いずれの(自分たちの会も含めて)場所でも。考える時期に来ていると思った。