古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 今「新作紹介」などで話題になっている映画『母べぇ』を、見た。ちょっとした事情で、数人で見ることになったのだ。よかった。内容とは直接関係ない「kominka視点」で書いてみたい。
 昭和16年くらいの東京の庶民の生活・風景が、ていねいに描かれている。都会なのでご飯はプロパンガス釜、お風呂は銭湯・・・「隣組」が(今の田舎では健在なのだが)あり、どんどんエスカレートしていく「直前」の様子が、実にうまい描写で、さすが世界の山田洋二監督(「武士の一分」などの三部作で、世界的にも評価されたようだ)その彼ももう70代?らしい、邦画の将来がチト不安でもある。大林宣彦監督も70だもの・・あとの監督育ってるかなぁ?

 昨年度の映画興行は、洋画が邦画を抜いたらしい。そういえば一昨年は「フラガール」やら「日本の青空」なんやら多彩な、どれも「売れた」「見たい」と思うようなのが多かった。ちなみにkominka(フウフ)、アメリカ映画は最近「苦手」で、アジアや諸外国のを「見たい」と思う。できれば映画館で・・行くヒマがないのが残念である、たいてい2〜3年あとにBS2で観賞させていただいている(「共同アンテナ」である)
 日曜の最初の上映時間10時20分に合わせて「急いで」行ったのに、実際の上映は35分を過ぎていて、あまりに予告や何かが多い。15分は多すぎないか?(怒)。もちろん映画業界も健闘しているし、予告(広告)に、高校生3人以上だと¥1000という、シニア料金のようなのが始まったというのもあったけれど、誘惑が多い(?)お金もあまりない「高校生」が千円で映画に行くだろうか?学校で映画鑑賞もしなくなったし・・・レベル的に「いい」映画を、若いうちに見せたいけれど、強制?になりそうでむずかしいのかも?
 それでも歌舞伎(博多座)観賞は、高校によっては行われているようだし・・・底辺を広げる努力をこつこつするのは大切なことだと思う。もちろん映画や音楽・美術も、若い感性が柔らかいうちにいっぱーーい見て感じて欲しい。


 ほんの40〜50年前の日本も、今の発展途上国と変わらないエネルギーだったのだ。地球温暖化は、エアコン・原子力発電(実はCO2を使う)・車社会・・の先進国が原因じゃないかと感じている。パソコンを「冷やす」ためのエネルギーも、かなりのものらしい(詳しくは説明できるだけの「知性」がありませんけれど)。
 ホントの「木の家」が並んだオープンセット・・。「松竹」がんばれ〜。そういえば歌舞伎座(2017席)も、「松竹」運営らしいですね、知らなかった(苦笑)