[庶民の古民家]
こないだ「解体」していた納屋のおうちの「母屋」ですけれどもあれ、少しずつ片づけやら整地をしていたのだが。基礎工事(生コン打ち)をして、補強する予定です。瓦(屋根下地)も変えねば・・・・
「広く」なった敷地内は(樹木の伐採(涙)なども含めて)きれいに整地されてまるで新築現場(笑)のようであります。
旧店舗部分
※過去ログより 2025.5.2.
fujiwarakominka.hatenablog.com
※注意事項※
実は法改正でこの4月から「古民家修復」は、新築工事並みの確認申請を提出しなければならなくなったのです。
あたりまえに地元の工務店(ムカシからの大工さん)に頼むと、「ふつう」は、建物を丈夫に暮らしやすく便利に、修繕してくれるはずですが・・・・壁面構造の計算書の添付やら、もとからの壁を「全部」やり替えねば、建築許可はでないと思われます。「職人の勘」みたいなもの(庶民の昔からの知恵・伝承言い伝えなんかも含めて)は、『数字、計算式』やら『詳しい図面』でないと、通用しない(お上の許可が出ない)のであります。
※過去ログより 2023.8.3.
fujiwarakominka.hatenablog.com
現代の「宮大工・左官・造園屋(株式会社組織にされていると思われる・・・)」さんは、テレビなどで見ているともう、大手のメーカーのように立派に、大掛かりにされています・・・よね。国宝、文化財指定などがあるとこれまた、一般ピープルとは無縁な、大きなお金・莫大な予算(補助金など含めて)・・・いろんな費用も(建物や敷地が、広いだけに)かかるのでした。
「赤土のまま」使っていた土間(カマドやら、物置きやら)
物置部分の内部の様子
昔の職人さんたちの(庶民の懐事情も含めて)いろんな工夫が見られて興味深い・・・
自慢のように聞こえるかもしれませんけれども(笑)「もう壊すしかないやろ」という建物を、需要があれば(?)再生するのが不肖kominka(亭主)の仕事でもあり。
× × × × ×
庶民は「実家がそのままになっている」けれど、経済的にも時間的にもなかなか修理などもできずにすぐ2~30年たつ、ことは多い・・・ので、昨今のお国(自治体)の政策・条例などを強化してきているのだと思います。
それでも「持ちこたえていた(方言? ふんばっていた)」・・・・
家は、住まなくなると・・・・じわじわと、「くえて(朽ちて)」いく・・・・
※まずは、生コン(基礎)をするらしい・・・・
小さいおうちはそれなりに庶民の暮らしを、支えてきたのです早く住めるように(現代風に快適に)なりますように。みなさま(拙ブログをご笑覧の方、ご近所の方々、うちの関係の職人さんたち含め)とご一緒に、見守ってまいりましょ!(笑)