古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

いきなり。壁がない・・・

[古民家(離れ)の改造工事]

 遠くから見ると「なんしよぅとかな?」ち、よくわからんままだったのだけれど2階というか、母屋と同じ高さの1階部分に「登って」見ました(笑)

 

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「半分」ない??

 どんなになっているのか興味しんしん・・・・で拝見(取材)誰もいない日曜の朝のことです。

 

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壁と押し入れを、解体

 

 元は立派な床の間と「違い棚」がありました。とっても風情がある大切に利用されてきた「離れ」というのがよ~くわかります。

  

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旧「床の間」

 

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回り廊下の「縁げた」軒先

 

 

 

 「棟板」(棟上げの時の記録)があり・・・昭和26年地元で腕がいいと評判の大工さん(棟梁)の名前と施主、ご家族の名前もずらりと書いてありました。そして上の緑の線で囲んでいる部分には「木挽き」の親方(山から切り出して、材木にする職人さん)の名前も記録されています。

※うちあたりでは、「じぶんちの山」に大工小屋を建ててそこで、山から切ってきた木を(しばらくねかせて)「わいて(方言?)」切って、材料にして家を建てていたのだそうです。そして大工さんたちは早朝から(朝ご飯前に)働き、三食そこでお世話になって(!)仕事をしたんだとか・・・・ほんの(?)半世紀くらい前、ほんとうの地消地産だったのですねぇ。

 そして1年~数年かかる工事だったのですそこに「仕事も」たくさん(自動カンナやら電動のこぎりやらなくて「じんりき」ですものね)ありました。山から切った木を「運ぶ」馬喰 バクロウ さんや、まかないの人もetc・・・。牛や馬で材木を運ぶのでどこぞで飲んだくれても、自動制御で「連れて帰ってくれる」げな(笑)おりこうな家畜(?)なんていう部類だろ? 労働力というか?? だったようですよありがたーい(笑)

 

 

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「棟板」

 

 家にはいろんな記憶があるものですねぇ黙って風雪に耐え家族を守ってきたのです。今度の改造工事に伴う「解体」部分からもうかがえます。

 

 

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「ほぞ穴」

 

 たくさんの思い出を抱えながら・・・・新しく生まれ変わる(「再生」だけれど「新築」でなくて)どんなになるのかとっても楽しみです。

 

 

 ではいよいよ本格的な暑さが来ましたどちらさまも、無理せず夏をのりきりましょう(笑)週明けですまた、がんばろ!ね。