古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

茅葺き(屋根替え)

*[古民家改造工事]

 東屋(茅葺き)を建てさせてもらって・・・誰かさんも「今ならご近所でも、経験者がおられる。その方たちが元気なうちに(習ったり聞いたりして)」と、言っていたのだけれどしたくてたまらなくてもお客さんがないと「仕事は」できないのだった。念願かなって庭先に東屋を作ることができ・・・それから何年もたって屋根替えをすることに。

 

 

f:id:fujiwarakominka:20200511154546j:plain

屋根(かや)をはずす

 

 当時うちあたりでは「かや」でなく藁葺きが多かったのか? カヤを切って干してかなりの量になるのであちこち探して(川や溝のそばに自生していた)集めたり・・・あら? 建ててから一度、屋根替えしてたのかな? うるおぼえ(方言、忘れている)あとで、調べてみますわ。

 

  

 五家荘とか? どっちかというと山奥(?)にはたくさんはえている(自生? 育成? )のかなぁカヤはあんまり見つからなくて・・・・藁とて昨今はコンバインで「小さく切って」しまうので(そのまますき込んで田んぼの肥やしにする)長いままの藁束、手に入れるのにたいへんな(?)時代になっており。藁の保存用に田んぼの片隅に「小さな家」のようなものがよくありましたけれどそれも、もううん十年前のことでしょうかねぇ・・・・生きてる間に(笑)そうとうな変化があっとりますなそういう時代だったのかな昭和・平成・令和と長生きしたもんじゃわたくしも・・・・あはは。

 

 今回は屋根下材を入れてよしずで施工することに。今でも茅葺き・藁葺きのおうちに住んでおられる(生活してある)のを見かけたりたまにね、するんだけれど・・・飛騨高山みたいな「結 ユイ 」村中総出での屋根替えでなくとも(ハレの日だったのだろうね)・・・・近隣で「手に入りやすい」材料だったのだと思われる。わらとかカヤ材。

※ちなみに、テレビなどで見るような大掛かりな屋根替えでなくて「一部」雨漏りのところだけ藁を入れ替えるちう作業をしてあるのを見かけたことがあります。藁で(カマドで)ご飯を炊いていたと聞いて・・・・その昔(半世紀くらいなのにね)のご苦労がしのばれるのだった。

 

 

f:id:fujiwarakominka:20200512142929j:plain

近代的に(屋根下地)

 

                

f:id:fujiwarakominka:20200512165737j:plain

アフター(屋根工事完了)

 

 大工さんたちがきっちりと和風に綺麗に仕上げてくれましたさすが・・・日本の大工さん(の技術)だと感心します。

 

f:id:fujiwarakominka:20200512165747j:plain

よかろ?(笑)

 

 ついでにユニック(クレーン付きトラック)で木の根を片づけました「根を張っていて」人力では大変だったと思われます。 お庭も諸事情から寿命で木が枯れたり、配置変えなどで木を切らねばならないこともあります黙って長い間、ごくろうさまでございました大きな木にはなんか畏敬の念を感じたりするのだった・・・

 

 

f:id:fujiwarakominka:20200511155024j:plain

「機械」の力、ありがたや。