古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 『繭と越こし屋根の蚕展』2015.11月29日(日)までなので(ただし本日25日は休館日)、お近くで興味のある方はぜひ一度おでかけください。
ところ 山鹿温泉(山鹿1392)「天ちょうの蔵」
時 間 午前11時〜午後5時
   ※高速バスをご利用の方は、植木インター下車。
    そこからのほうがバスの本数が(高速も地元のバスも)多いです。
  ※※高速だと、菊水インターを降りると近い。



 山鹿温泉街の古い建物を保存しつつ再開発(?)されている様子も見ることができまして「さくら湯」から「八千代座」へ行く観光メインストリートでは「山鹿灯籠民芸館(旧銀行跡)」は改修中、その前の民家は解体中・・・とあっており数年前にはまだ整っていなかった「天ちょうの蔵」(酒造跡・昭和61年まで営業)が今回の場所です。ちなみに来民くたみ(来民文庫は農業高校の校門前。来民小学校などもある旧鹿本町の中心地?のようです)までは、車で10分ほど?離れております。



「のれん(看板)」も一緒に、移動して・・・・展示会・イベント






今、82歳の方の防空頭巾「こんなに手の込んだのは初めて」という愛情こもったもの。



 膨大な来民くたみ文庫コレクションの中から、織物・機織り・絣や絹を含めた布の数々・・・を展示してありまして短時間で見ることができお得です(笑)なにせ来民文庫にお邪魔するともう2時間くらいあっというまでそれでも足りませんけれどみんなでバスツアーなんかだと予定があるので(せっかくクマモトまで行っているし目的はそれぞれ期待してある方も多し・・)、シュミ?が同じような方と行かないと退屈らしいのでした。あのよさがわからんというかあ〜〜もったいないデス〜〜。



それになんといっても「違うのはこれ」

 各展覧会などでは(お商売の反物売り「呉服屋さん」などは別でしょうけれども)、博物館・資料館・個展・作品展でいずれも「手を触れないで」と厳しく書いてあるのがフツー・あたりまえですがこちらでは「触ってください」って(笑)ありがたいことです・・・芭蕉布やいろんな珍しい織物(のキモノ仕立てのもの)なんか不肖kominka(ツマ)が触ることはないですからねその微妙な手ざわりは・・・うまく書くことができませんで申し訳ないまるでグルメ番組のへたなレポーターみたいですみませぬ。えへへ・・・


暗いからわかりませんが「どんざ」

 「わたしも持ってます」とひと様からいただいたどんざ(畑キモノ・野良着・防寒具)の腰までのもの・・の話をえらそうに(笑)したのでした。『まいわい・万祝い』の本を骨董市で奮発して(ただしそのときには買えず、次回お金を持って買いに行きましたっけ)買った古本屋さんからいただいたのでしたそりゃあもう古本代より高いのかもしれませんけどね、大切に修理して(繕って) Y お姉さまから絣系のはぎれをわけてもらい縫い方も教わって(「背割り」をせなよ・・・って)ちくちく縫いましたの。それを包んであった風呂敷もこれまた素敵な古布でほんとうにありがとうございますっ(笑)


つくろいました・・・(たまに着ておりまする「勝負着」よそいきとしてあははっ)

途中から切れてた(切りっぱなし)ので、バイアス(?)を縫い付けました

布がさけて?模様のようになっていた・・・のも「広げて」縫い付けたり・・・楽しかった〜〜♪

 まぁね〜実家の親なんかに言わせるとたんなる「ぼろ」なんですけれど・・・・庶民の、ものを大切にして暮らしてきた歴史だと思うのですものがたくさんなかった時代に(ほんの100年くらい前と言わず半世紀前でもまだまだ・・)日本はこないだまで貧しかった・・・・



 今や多様化している時代なのでこの展示会が、すべての方に感動をよぶとかいうものではないかもしれませんけれど来民くたみ文庫の吉岡ご夫妻の「越屋根」の古民家にお住まいで生活しつつのコレクション・・・もっともっと評価されてもいいと思って拙ブログでご紹介いたします。



「来民くたみ文庫」(山鹿探訪なびより)
http://www.yamaga-kankoh.hinokuni-net.jp/spots/detail/210

ところ 山鹿市鹿本町来民2034(鹿本農業高校正門前)
電 話 0968−46−2659