古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 いろんな本を読んでいると、おもしろい。たとえば「座布団」、西洋との比較(考察)もあり、建築に造詣の深いしかも「古民家再生」という言葉を生み出した?方のお考えはさすがに深い、ついつい引き込まれて(長時間)読んでしまう。そんなにのんびり「準備」している場合ではないのにデアル(苦笑)
 「座布団」という小さな四角の布の上で、日本人はかしこまったりくつろいだりする。西欧との違いでいうと、畳の上が「床」(「ゆか」と読んだり「とこ」と呼ぶことが、すでに多様な使われ方をする・・・日本の家である)であり、パリのアパルトマンに畳を持ち込んでしばらく生活したそうだが、ノミの巣窟と化しえらい目にあったとか。西欧というかほとんどの国(アフリカ・南米あたりでも)は、>靴履きのままの「床」で、道路の延長であって、日本のように体が触れたり、寝具が直接触れるといった床ではなかったのである(『現代の民家再考』降幡廣信著より引用させていただきました)。




 「全国重文民家の集い」なる集まりがあって(四半世紀すぎた会で、公開シンポジウムなども催されている)、「見学マナー」を紹介されていた。
 ・リュックサックは背中からはずす。
 ・展示品にさわらない
 ・写真撮影は、許可を得て。フラッシュは使わない。室内撮影に三脚を使わない。予想外の悪影響があるとか。
 ・・・・・などなど。(kominkaも知らないことが、いっぱい列記されていた。反省した)
 ある茶室を見たくて役員がお願いに行かれ、通された部屋の扁額の字を「これを読める人はいますか?」と・・・一人も読めず。「そういう方たちには、お見せできません」とお断りされたとか。
 重要文化財ならそうでしょうとも。そのくらいないと、守れません。ご苦労は絶えないことだろうと拝察いたします。



 けれど庶民は、住んでなんぼであると思える。いくらか「そぜて」(方言。擦り切れて)、でも大切に暮らしてこられたのがよーく伺えるのである。そういう家を「移築」できた、ご縁ができたしあわせ・・を感じているkominka(夫婦)なのである。どうぞ見学会は、いろんなおしゃべりができるように、いくらか時間の余裕を持たれて、お見えくださいませ。お会いできるのを楽しみにしております。