古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 「古材の森」さんほどではないが(うちはホントに「零細」「弱小」個人の大工なので)、ときどき知り合いの方からお声がかかる。曰く「うちの実家が建て替えるので」「立派な家なので(解体前に)紹介してやるから」などと。
 30日(みそか)に1軒建具を頂きに伺ったおうちの方から、電話があり「仕事始めに来ると言われていたが、いつだったでしょうか?」とのこと。解体前でいろいろとお忙しいだろうに、ありがたい心遣いである。7日(明日)浮嶽神社でみんなでお祓いを受けてから、仕事始めである。


 そこのところがビミョウなとこで。あんまり積極的に伺うと、新築を立てたい(営業じゃないか)とか、解体工事をしたいのじゃないかと思われそうで、さっさと初対面とはいかないのである。たいていは仲人さんみたいに、誰かに連れて行ってもらって、お話をすることになるのだが。
 今度のおうちは、それはとても立派な家で・・・立て替えるのが惜しいくらい。けれど家にも「運命」がある。いろんな事情があるから他人には口出せない。立派な家なりにきちんとお祓いも受けて、老兵は去る・・という感じのようだった。
 遠慮しているので、写真も撮ってないのであしからず。