古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

[その他]

 「古民家(不動産)情報を、インターネットで紹介したら?」と、言われるのですが、どこまで「公開」していいのか、わかりません。ふつうの「物件」は、個人の家で(不動産流通情報とは、ちょっと事情が違うのです)、①「誰かいい人が、見つかれば売っても(貸しても)いいけど・・」というのと、②もうすぐ解体して建て直したり、更地にする必要があるので、「移築したい人があれば・・」という、『まるきり素人の方たちの「家」』なのです。売る(貸す)必要もないというか・・・。
 そして借りる方は、「そのまま」でいい人も、けっこう多くて。説明しづらいのですが。ポトンのトイレでも、炊事場が土間でも、畳が古くても、OKなのよ。借家を持ってる人には、目からウロコでしょうね。古いままで、いいんですから。「好きなように改造してもいい」、という物件もあります(ただしリフォーム費用は、もちろん「借家人が」出さなくてはいけない)。状況はまさに、千差万別です。



 とてもプライベートな部分にも関わってくるので、どこまで立ち入っていいのか、毎回事情が違うし、悩み悩み接しています。それを不動産屋さんみたいにビジネスで割り切って、売買(賃貸)契約するのも、なんか違う気がするのです。


 ただ「田舎暮らし」「古民家に住みたい」方々の需要は、団塊の世代が退職年齢になられているので、「多い」のです。個人的に、何人も聞かれてもいますが。こと不動産(土地)となると、それからの生活圏(買い物・病院・いろんな場所へのアプローチなど)は、こちらがよかれと「ご紹介」しても、“たすきに長し、帯に短し”状態のことが、多々あるので。むずかしいのです。
 もちろんインターネットで田舎物件を、紹介してあるホームページ(不動産市場)は、全国ありますけれど。小さな地域での、「個人の家」なんですよね。売るとか(貸すとか)大それたこと・・と思っている家主さん(ご遺族など)の方と、まずお話をするところから始めるには、気長な話なので、あります。
 できればリフォーム工事は、地元の大工さんに(地元で、大工仕事をしている人・業者)、頼むのがいいと思います。そうすると「下請け業者」も、地元の電気屋さん・左官さん・瓦屋さん・設備工事屋さん・・・になります。あとでちょっとした故障のときも、また来てもらえるからです。そして地元に顔なじみが増えると、ご近所の皆さんにも、親近感を持ってもらえるのに、打ってつけなんですよ。
 問題は、その地元の工務店と感覚が「合うかどうか」でしょうね。古民家の増改築をされた「おうち」を、何軒か見せてもらうのが、一番わかるみたいです。



 だから言い訳になりますが、ここで(ネットで)公開するのには、そうとう気を使っていますし。怖くて?個人情報を、ここで書くのは、躊躇しています。現実の世界で、ご連絡があれば、わずかの情報ですが、お役に立てることがあるかもしれませんけれど。