古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

[田舎暮らしの応援]

 こないだ県の「出前講座」と称して県からと、町の担当職員・区の役員さんたちも交えて・・の学習会があった。kominkaも「農業」ではないけれど、すぐ近くなんで夫婦で参加してみた。
 県の報告では、県内に2万頭いたいのししを、昨年8000匹駆除したが、1度に4匹くらいうりぼうが生まれる。そのうち半分がおとなになったとしても、すーぐ前の年に追いつくらしい(苦笑)。11月から解禁になる「猟友会」の猟も、農家にとっては“遅すぎる”のである。9月ごろが、収穫前の大事な時期に、一番被害が大きそうだ。県は「1ヶ月、前倒しで猟ができるようになった」と、言われたが。農業をなりわいとしている方々の、不満は大きい。


 サルについても、かなり切実な被害が、相次いでいる。笑い話で聞いているうちは、まだまだ「他人事」である。県内の「よその地域」に2ヶ所、100匹くらいの大きなグループがある・・と、県も認識していたが。うちのあたりにも、そんなにたくさんのサルがいるとは、初めて?聞いたらしかった。
 kominkaも、つい発言してしまった(苦笑)。曰く、「“山に押し返せ”と言われましたが・・(「囲いワナ」や「柵さく」の指導は、あっているが、まにあわないくらい被害は大きい。小さい子どもや老人・女性が、襲われたらひとたまりもない)、この公民館と隣の家との境のブロック塀の上を、堂々と通るのです。中山間地域では、どこまでが里山か畑か、動物にはわからないでしょう。お百姓さんたちにはホント、切実な悩みなんですよ」
 隣の県から「県境を越えて」、サルの群れは来るのである。食料としてならいざ知らず、「いたずら」でも、植えたばかりの玉ねぎ苗を、つぎつぎ引き抜いていくのだ。次に(2〜3日後)行ったら、枯れていた、とか。トマトを「明日 採ろう」と思っていたら、盗られたとか。田植えの時、あぜに「おにぎり」を置いていたら、ご主人が食べようとしたときには無くなっていて(つい、笑ってしまうネ!!)2度も3度も「おにぎり」を作った話とかetc.....いろんな話を聞く。農民の怒りはつきない。


 今回は、とにかく現状を知ってもらうということで。県の専門家(担当者)の話では、「飽和状態」「野生の動物とのバランス(増えすぎている)の限界」があるようだった。
 マスコミ(テレビニュースなどで)や、農業以外のわたしたちの「姿勢」も、野次馬じゃなくて、もっと勉強しなければ・・と思った。