古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 田植えが済むとお百姓さんは、1日に何回も田んぼの水を、見に行く・・・。早朝から、寝る前まで、最低でも3〜4回は見回るのが「普通」である。大雨のときや渇水のときは、いつも(しょっちゅう田んぼに、おられますよね)。苗のあいだの雑草を取りながら、畦あぜから見たり、田んぼの中で苗の浸かり具合や発育状況を見ている。

 kominka(ツマ)の父親は、兼業農家だったので、手抜きのほうだと思うが、それでも田植えのあとは、毎朝5時すぎには田んぼに行っていた。農閑期は、8時ごろまで起きてこないのに、である。



 そんなに「水回り」「田の中の草取り」は、頻繁に忙しいのであるが。その手間は、お金には換算しにくいものである。とある「田舎暮らし始め」の人が、「田の管理」をある人に依頼して「時間給で払うので、きちんとつけておいてください」と言われたそうである。
 そしていざ取り入れが終わり、請求書?を見てびっくりして。「隣の自治体の農業委員会」に、「妥当な金額かどうか」聞かれた・・という噂だったが。
 もう十年近く前のことになるけれど、意見はここでは述べない。こういうことがあった・・・ということを、書いておきたいと思った。



 西日本新聞6月12日付けに、『農と自然の研究所』(宇根豊代表・2000年発足、現在の会員880人)について1面全面取材してあった。宇根さんは、「虫見むしみ板」といって、稲の育つところで板の上に、小さな虫を調べるものを考案された。赤とんぼ・あぜ草・田の生きもの・・などにこだわり、日本の農業ひいてはアジア・ヨーロッパなどの農業(環境政策)ともつながる「環境農業」を、広げてこられた。
 田んぼの畦の「草刈り」も、最近では「薬」(「草枯らし」と地元では、呼ぶ)のところも多い。農家も忙しいだろうし、農業も家庭菜園もしていないので、発言しにくいのだが。こういう農業をやりながら、環境問題も農業の将来も考えてくれている団体がある・・というのは、心強いと、思っているのだった。

 「水回り」一つでも、いろんなことを考えさせられる、農繁期である。みなさんの回りの田んぼは、どうですか?