古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 きのう図書館で、おもしろそうな本を見つけた。NHK「美の壷」という番組からの、全10巻の中の、1冊。

 NHK 美の壺 瓦屋根 (NHK美の壺)
   『瓦屋根』 NHK「美の壷」製作班編 (NHK出版¥950−)


 まだ詳しく読んでいないが。飛鳥〜天平時代あたりから、「瓦」はお寺などに屋根材として使われてきた。その「瓦」についての、写真集という感じ。ぱらぱらと、めくって。借りてきたのだった。読むのが、楽しみ。
 ふっと、思ったのだが。庶民は「茅葺き・杉皮(板)張りの屋根・わら葺き・・」などで、「瓦」は、権力(豪族)とか権威(お寺)の象徴だったのではないか?庶民が瓦屋根で家を建てるなんて、ごく近代になってでは?(最近はコロニアルも普及しているが)、なんて・・ちょっと感じたのだ。
 それほど『瓦屋根』、「美の壷」の写真は美しい。


 kominkaは『天平の甍いらか』井上靖著を、いつからか気になりつつ(もうウン十年前から・・)、読む機会に恵まれないナマケモノである。この本に刺激されて、今度こそ読みたいと思う。読まれた方は、たいてい「よかった」と、言われる本である。


 今でも、わら屋根にトタン(ブリキ)を張った家や、「わら」そのものの屋根の家も(悪くなった部分だけ、自分たちで「差し替えて」あるところを通って、話しを聞いたことがある)、田舎では健在である。大事に住んで欲しいと、通りながら、黙って思っている・・・。