古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 本日の、地元紙に『楽しもう!日本の近代遺産 ヘリテージングの旅へ』という、全面(両面)特集が載っていた。なんでも、近代遺産heritage+ing・・という造語らしいけれど。近代遺産(明治〜昭和の優れた建築物)を、観光して楽しもう・・というものらしい。


 ちょっと違うんですよね。うちの「庶民の古民家」路線(笑)。今度の見学会をさせていただく「おうち」も、職人さんの「技」としての、町家なのである。一流の建築家(たとえば、フランク・ライト?とか九州の教会を作って回った鉄川与助とか・・)じゃなくて。地元の大工さんや左官さんが、工夫して、そのおうちの家族構成に合わせてオリジナル(オーダーメイド)で、建ててきた。ちょっとした遊び心や「技を見せる」心意気みたいなものを、感じるためには。こちらが庶民の古民家を、いくつも見て目を肥やさないと、いけないような気がする。
 そして、人が住んでない「おうち」は、いくらきれいに整備されていても、空気が死んでいる。人が出入りする・・・煩わしい人間関係もあるだろうし、来て欲しい「お客さん」も来訪されただろう雰囲気が、なんとなく察せられるような、気がする(笑)。今も、人が住んで生活されていると、とても嬉しくなる・・・。


 藁わら屋根に、トタン(ブリキ)を張った(かぶせた)家も、けっこう街中に残っていたりする・・のに、最近気がついたkominkaである。世界遺産・近代遺産と、大上段に構えずとも、あなたの周りにもけっこう残っているものなんですよ。
 どうぞ、ちょっと気をつけて、見てみてください。