古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 いま。「イトシマ」が、ちょっとしたブームなのは。大都市F市から、30分〜小1時間で行けるから(車で)・・・だと思う。きのうある人と話してたら(若いファミリー)。もう田舎に住んで、かれこれ20年になる・・・。本音言うと、生活が苦しいし(芸術家である)、引越しも視野に入れて、考えてある、ようだった。


 そうなのだ。人口密度は薄いし、人間関係は「濃い」・・。中等教育(高校以上)は、遠すぎるし、お金がかかる・・・。だからって都会の雑踏(一番の繁華街)は、イヤみたい、だった。彼は育ったのが、かなり大きい方の「地方都市」なんで。あまりにも「刺激がなさすぎ」らしかった。質素に子どもを育てるには、もちろん「とてもいい」そうだけれど。『もの』が売れない時代は・・・とっても厳しいのである。
 ネットでの販売も、考えたい・・とのことだけれど。今だいたい、「売れている」のは、なんなのだろう??「貧富の差」が、開いてきてるし。小金持ち(年金生活者も含め)の大多数は、自分のことしか(投資とか、レジャーとか。孫・子を援助とか)考えてないようだし。


 古民家に住んで(安く借りて)、きれいに古い家に住んである。応援してあげたい・・というファミリーなのではあるが。こう厳しい時代になってくると、二つ三つ向こうの「谷」になると、なかなか・・・応援もできにくい。人の流れも、変わるし。田舎に遊びに来る(ドライブ)人たちも、なぜか通過する「谷」なのだ。近くに酒造場とか滝もあるけれど。そのお客さんが「寄る」確率は、ほとんどない、らしい。
 その谷に、引っ越して2年。生活は、とてもとても厳しい・・・らしかった。


 わたしら「田舎もん」は、引っ越す・・という発想は、ない。逃げ場もない。貧しい何も取れない地域でも、そこにしがみついて、生活している。海外のレポートなんか見ても「よくあんなとこに、住むなぁ」と、思えるような所にも、人は生活している・・・・。移住を考えるのは、昔から「食い詰めた」人たちだった。あの『タイタニック』の最初の方のシーンを、淀川長治が、絶賛していた・・・ヨーロッパからの移民の群れ(足元ばかりを、えんえんと写す。その人たちは3等客室で、救助のときも最後に回された・・・)を、思い出したりする(苦笑)
※この「移民」の話は、kominka(ツマ)の、あくまで空想であります。誤解なきように(苦笑)


 本気で住む気がある人は、「染み出てくる」ものがあり。応援したくなってくる。二十年という時間は、長いか短いか・・kominkaにはわからない。
 団塊の世代(の一部)が、田舎暮らしを「考えている」という市場調査がある。戦々恐々としてしまう・・のだ。