古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 従兄弟の家(母の実家)で、「がらくた市・古民家見学会」をしたことがある。そのあたりでは「初の試み」。
 秋月という「小京都」では、「骨董市」が定期的に開かれていて、ニギワッテイルらしいが。がらくただしー・・(笑)


 もともと100年くらいの家が「雨漏り」がひどくなり、屋根替えか建て替えか・・で、新築を建てた。隣の畑地(自分の地所)を、埋め立てて。そこに従姉妹のご主人が大工サンなので。それはそれは立派な。大きな木材を使い、平屋で「住みよい間取り」のおうちが出来たのである。


 それで「従兄弟の気安さ」から、解体するときは「うちでさせてね」と・・言ってたら。(kominkaの知り合い何人かで、「秋月骨董市」の帰りに寄った。古いおうちばかり「見て」「誉める」ので・・・新築の家がかすんで?しまったくらい。なかなかいい家なのである)。一昨年の台風で(毎月毎月大きな台風が・・異常気象だった)「大きな梁が、雨漏りがひどくて、解体する前に(何十年後の予定なれど)腐るかもしれない」というので、補修がてら見に行ったのだ。


 お昼と夜をごちそうになりながら(無料奉仕)。瓦を差し込んだり、セメントで補修(応急処置)したりして。従兄弟夫婦や伯母と雑談しながら、kominkaの「がらくた市」の話になった。
 「一度、してみようか?」「おもしろいよー」と、焚きつけたのである。


 親戚中、大騒ぎになった(笑)。kominkaが「赤札」でも貼って(税務署かい?)、たたき売りをするとでも思われたのか。ある従姉妹などは、すごい剣幕で、電話してきた。曰く「あんた、何(なん)するつもり!祖父母やわたしたち一族を、愚弄するつもりか・・・」(フルフルフル・・・怒りのあまり言葉にならない)
 そうじゃないったらー。懸命に説明する。「これから先は、ご遠慮ください」とか「非売品」とか書けばいいし。いちおう他人の家・・・土足で上がる人は、いない。どこぞの観光地みたいに、ぞろぞろと来ないよ。云々。


 まぁ嵐のような2日間。雪もチラつく寒い日だったが。従兄弟のお嫁さんが、豚汁なんか作ってくれたり、お茶をだしたり(楽しかったらしい)・・・。
 専業農家なれど、大学など行ってる息子たちは「跡を継ぐ予定はない」。彼女が「将来は、田舎料理でも出す、料理屋でもしようか」と、古い家を大事に思ってくれていることも、わかり・・・よかったかなぁと思う。


 このように、そこに住んでる人が「その家のよさ」を、自覚しないと・・・家は「認められずに」干からびていく(?)。生き生きとした「庶民の古民家」でいてほしい。