お葬式が終わると、亡くなった日の二日前くらいの「曜日」が、『逮夜』になる・・・。西方浄土というか、うちあたりでは念が入っている、と思う。「忌明け」(四十九日か三十五日)まで、毎週、法事があるのだ。
つまり毎週、和尚さんが来られて、法要があることになる。
実家あたりでは、葬式の次の日(もしくはその日)に初七日をして、あとはない。そして「忌明け」かな・・。そのかわり「百華日」とかする・・・。同じ県内でも、少し違う。
宗派に関係なく、「逮夜参り」をする。その日は、ごちそう(精進料理)をする。最近は、鉢盛りを取る・・ところも増えた。
昨夜は、近所の人たちと、待ち合わせて「逮夜参り」。炊き出しをしてもらった御礼もかねて、お茶(おビールも)をごちそうになる・・・ちょっと長居して、お話をする。故人の話もあれば、農作業の話やよもやま話。「初盆の段取り」を、聞かれたりする。情報交換の場・・・かな?
これはまさに「参加できる人」だけ、お参りする。忌明けまでに、一度は参る。参ったほうがよい・・・。
ついでに、うちあたりだけかもしれない「習慣」がある。80歳過ぎて亡くなると「紅白の小さな餅」が、会葬お礼のとき、配られる。それを持って帰ると、家の者も「あぁ、80すぎてあったのか。お祝いだね」と言う・・。いい習慣かなと、思う。