古民家の記

いつも(!)「古民家改造工事」をしたい・・・誰かさんの代筆で(笑)ミーハーブログをしているkominka(ツマ)でございます。

 9年位前・・・。人づてに、その仕事は「突然」やってきた。なんでも「してくれる大工さんがいない」とのことだった。そろそろ退職後を意識はじめられたご夫婦。約一年ほど、土地を探し・・。「古い家は、解体して。ログハウスでも・・」という“お値段”で、不動産屋さんから購入。
 荒れ果てた小さな農家・・・でもよく見たら、土間・竈カマドはあるし、梁も立派・・もったいないという気になられたそう。自分ちの「かかりつけの大工さん」に相談したり。どの人も、首を縦に振らなかったとか。


 曰く「おんなじ間取りで、新しく建ててあげましょう・・」と、言われたり・・・とか。何人も当たって、納得がいかなかったご夫婦が、fujiwarakominkaのことを「人づてに」聞きつけられて。「お見合い」は成立したのだった。
 お互い・・・探りあい(?)、図面と見積りを何度も練り直し。全く「知らない」状態の方の仕事をするのは、こちらも初めて。施主さんも、「信用できる業者」なのか、不安だったと思うけれど(苦笑)


 ちょっと山奥?の、古くからある集落のはずれに、その家はある。不動産屋が扱う物件なので(注・不動産屋が、扱わない物件は、いたるところにアルはずですよ)、長い年月のうちに何回か、持ち主が変わったようだった。
 けれど「田の字」の間取り、玄関から裏へ「土間」が続き。キッチンこそ「ちょこっと近代化されている」ものの・・・。あまり大きな「間取り」の変遷はなかったのが、幸いした。たいてい田舎では、土間が「部屋」になってたりするし。


 いろんな「好条件」が重なり・・・施主も施工業者も、満足いく仕上げになったのだった。「懐かしい雰囲気」のおうちが完成した。
 お風呂も「新しい五右衛門風呂」なれど、「お湯が出る」生活なので。薪で焚いてもいい。トイレもウォッシュレット(簡易水洗)だし。なかなか快適なようです。